目次
比較概要
メニコンフィットやCMプラスネオといった定番の装着液と並べて検討することで、Menicon WAVEピュアドロップ15mlが持つ独自の魅力がより鮮明に浮かび上がってきます。これらはいずれもコンタクトレンズ装用時のゴロつきや乾き、不快感を和らげるために設計された装着液であり、日常生活の中で自然な潤いと装着感をサポートする工夫が凝らされています。その中でWAVEピュアドロップは、ソフトレンズにもハードレンズにも対応できるコンタクトレンズ装着液として、レンズの種類を問わず使える汎用性が際立ちます。
装用前にレンズの両面へ1〜3滴なじませてから装着するという使い方は3製品とも共通ですが、うるおいの厚みや持続のしかた、レンズエッジの当たり方など、体感のニュアンスには違いがあります。長時間のデスクワークや冷暖房が効いたオフィス、屋外の乾燥した空気といった環境下でも、WAVEピュアドロップは角膜上に一枚うるおいの膜を敷いたような接触感を維持しやすく、「朝につけたまま、昼過ぎまで余計なことを考えずに仕事に集中できる」タイプの快適さが印象的です。
一方でメニコンフィットは軽やかな装着感と素直な使い心地、CMプラスネオはアミノ酸成分やコンドロイチン配合による「ケアの厚み」を打ち出した設計が特徴的で、それぞれが異なる角度から装用感の向上を狙っています。どれか1本に固定するというより、レンズの種類や季節、1日のスケジュールに合わせて使い分けると、それぞれの個性がきれいにハマる印象です。ここからは、スペックと実際の体感を行き来しながら、3本の装着液の違いを掘り下げていきます。
比較表
| 機種名 | Menicon WAVEピュアドロップ 15ml | メニコンフィット 15ml | CMプラスネオ 15ml |
|---|---|---|---|
| 画像 | |||
| メーカー | Menicon(WAVEブランド) | Menicon | エイコー |
| 製品分類 | コンタクトレンズ装着液(ソフト・ハード兼用) | コンタクトレンズ装着液(全レンズ対応) | コンタクトレンズ装着液(ソフト・ハード兼用) |
| 容量 | 15ml | 15ml | 15ml |
| 用途 | レンズ装着時のうるおい補給とゴロつき軽減 | レンズ装着時の快適性向上とうるおい付与 | レンズ装着時の異物感・乾き・汚れ軽減 |
| 対応レンズ | ソフト・ハード・O₂・カラー対応 | 全てのコンタクトレンズ(ソフト・ハード・カラー対応) | ソフト・ハード・O₂・カラー対応 |
| 主成分 | ヒプロメロース/ポリビニルアルコール(部分けん化物) | ヒプロメロース/ポリビニルアルコール(部分けん化物)/ヒアルロン酸Na ほか | ヒプロメロース/ポリビニルアルコール(部分けん化物) |
| 防腐剤 | あり(塩酸ポリヘキサニド等) | あり(塩酸ポリヘキサニド等) | あり(塩酸ポリヘキサニド等) |
| 携帯性 | 小型ボトル(ポーチに収まりやすい) | 小型ボトル(ポーチに収まりやすい) | 小型ボトル(ポーチに収まりやすい) |
| 開封後の使用目安 | 使用説明書に従い、開封後はできるだけ早く使い切る | 開封後2〜3ヶ月を目安に早めに使い切る | 開封後約1.5ヶ月を目安に早めに使い切る |
| 特徴 | うるおい成分とふんわり成分でゴロつきと汚れ付着を軽減 | うるおい+ふんわりクッションで装着時の違和感を緩和 | アミノ酸+コンドロイチン配合で瞳の健康と装用感をサポート |
| ボトル形状 | 点眼タイプ(レンズに滴下して使用) | 点眼タイプ(レンズに滴下して使用) | 点眼タイプ(レンズに滴下して使用) |
| 使用対象 | コンタクトレンズユーザー全般 | コンタクトレンズユーザー全般 | コンタクトレンズユーザー全般 |
| 製品タイプ | コンタクトレンズ装着液(指定医薬部外品) | コンタクトレンズ装着液(指定医薬部外品) | コンタクトレンズ装着液(指定医薬部外品) |
| 保存方法 | 直射日光を避けた常温保存 | 直射日光を避けた常温保存 | 直射日光を避けた常温保存 |
| 発売元 | 株式会社メニコン | 株式会社メニコン | 株式会社エイコー |
| 使用感 | うるおいが長く続き、エッジ感がやわらぐ | 装着直後のなめらかさと軽さが際立つ | 厚みのあるうるおいベールで乾きと汚れを抑える |
| 液の性状 | 無色透明の液 | 無色透明の液 | 無色透明の液 |
| 開封のしやすさ | キャップ式で開閉しやすい | キャップ式で開閉しやすい | キャップ式で開閉しやすい |
比較詳細
WAVEピュアドロップ15mlは「装着前にレンズに落とす装着液」という明確な立ち位置で、ハード/ソフトどちらにも使える汎用性が好ましい一本です。朝の支度で1〜3滴をレンズ両面になじませてから装着すると、最初の5分で感じがちなゴロつきがすっと収まり、角膜上に薄いクッションが敷かれたような穏やかな接触に変わります。最初に触れた瞬間のトンッという小さな違和感が、絹のような滑走感に置き換わっていくあの感じは、スペック表では拾いにくい「体感差」の代表例です。乾き始めるまでの猶予が伸びて、午前中の会議が一本増えても平気だと感じることが増えました。
メニコンフィットは同じ装着液カテゴリーですが、つけ心地がより軽妙で、ふわりとレンズが乗るような感覚に寄っています。WAVEピュアドロップと比べると、フィットは薄手のベールでレンズと角膜の間を整えるイメージで、装着直後の違和感を素早く均すのが得意です。短距離走のように立ち上がりが速く、入室直後のPC操作や階段の移動でレンズの存在を忘れやすい。一方、WAVEピュアドロップは立ち上がりの速さに加えて、午前〜昼過ぎまでの「持続の塩梅」に分があり、会議室の空調や地下鉄の風でも粘り強くしっとり感を保ちます。
WAVEピュアドロップの「うるおい」と「ふんわり」の相互作用を打ち出す設計は、実際の肌触りに直結します。光学的なクリアさが保たれたままレンズエッジの存在感が薄まり、まばたきの上下運動に追従する粘弾性が心地よい。化粧品汚れが付きにくいという訴求も、ファンデやパウダーを使う日には効きます。夕方にレンズ表面のくもりが少なく、ミラーレスで商品写真を撮るときにピントが決まりやすい。撮影現場で「今日はやけに楽だな」と感じた日を振り返ると、だいたい朝にWAVEピュアドロップをきちんとなじませていた日だった、ということが何度かありました。
CMプラスネオは、同じ装着液でありながらアミノ酸成分とコンドロイチン配合で「ケアの厚み」を前面に押し出した設計です。基本的な使い方はWAVEピュアドロップと同じく、装用前にレンズ両面に1〜3滴をなじませてから装着するスタイル。朝の装着前に使うと、レンズ表面にうるおいベールが一層厚く張られたような感覚で、レンズの裏側からじわっと目を支える印象です。乾きやすい日には、昼休みにいったんレンズを外してCMプラスネオをなじませ直してから再装用すると、視界のコントラストがもう一段階くっきり立ち上がるような変化がありました(もちろん、その都度きちんと手洗いとレンズケアが必要です)。
朝のルーティンで比較すると、WAVEピュアドロップは「立ち上がり良し・持続良し」、メニコンフィットは「立ち上がり非常に良し・軽さ際立つ」、CMプラスネオは「厚みのあるクッションとケア性が強い」といった役割分担になります。紙ヤスリのような乾いた空気に晒される冬場はWAVEピュアドロップのねばり強さが快適で、春先の軽い装着違和感にはメニコンフィットの軽やかさが合います。夏場の冷房負けで夕方に目元がパリッと乾きそうな日は、朝からCMプラスネオでしっかりうるおいベールを仕込んでおくと、貼り付き感の立ち上がりがかなり遅くなりました。
実使用での体感差をさらに掘り下げると、ハードレンズの日はWAVEピュアドロップのクッション感が安心材料になります。レンズのエッジに微細な存在感があるタイプでも、滑走がスムーズでまぶたのストロークがやわらぎます。ソフトレンズではメニコンフィットの軽やかさが映え、レンズ自体の薄さと相まって「乗っているのを忘れる」度合いが高い。CMプラスネオは、長時間装用でじわじわ来る乾きの波をなだらかにするイメージで、朝から夕方までレンズを通して見ている世界の粗さが出にくくなります。
化粧との相性も差が出ます。WAVEピュアドロップは、目周りのパウダーやアイシャドウがレンズ面に移る不快さが少なく感じられ、帰宅後にレンズを外したときの膜汚れの軽減が実感できます。メニコンフィットは化粧崩れに特化した訴求こそありませんが、軽い被膜でレンズ位置が安定しやすく、長時間の撮影や取材でまばたきが増えても視界のムラが出にくい。CMプラスネオは、朝のメイク前にレンズへなじませておくと、ベースメイクの粉浮きが出やすい日でも、日中のレンズの曇り方が穏やかになる印象がありました。
長時間のPC作業では、午前中の集中が切れないのはWAVEピュアドロップに分があります。カーソルに目を追従させる微細運動が楽で、スクロール中の微妙な文字のザラつきが鳴るように消えます。メニコンフィットは初動の柔らかさが効いて、装着直後からキーボードに指が走るタイプ。CMプラスネオは、朝から重めの作業が詰まっている日に最初から仕込んでおくと、午後の山場に差しかかっても「目の奥がカラカラする感じ」が一段弱くなり、最後のひと踏ん張りを支えてくれます。
装着の失敗率にも差が出ました。WAVEピュアドロップは指先で伸ばした瞬間にレンズが均一に湿り、角膜に当てたときの吸いつきが安定します。メニコンフィットは薄く均すだけで吸着がすっと決まり、装着時間の短縮に寄与します。CMプラスネオは、レンズ裏面までしっかりなじませるとレンズ自体のコシが少し増したように感じられ、指から目への受け渡しがスムーズでした。「朝の片目だけ5回やり直し」という日が減るだけでも、精神的な負担はかなり軽くなります。
持ち運びと運用面では、WAVEピュアドロップもメニコンフィットもボトルサイズが日常携帯に苦はなく、化粧ポーチやガジェットポーチに収まりが良いです。CMプラスネオも同様に携帯性は十分で、旅行用のクリアポーチに3本まとめて入れても邪魔になりません。装着液はいずれも「レンズ装着前に使う」のが基本なので、外出先で使う場合は洗面スペースを確保してレンズを外し、手洗いをしてから使う必要がありますが、そのひと手間を許容できるシーンなら、午後のリセット用としても十分活躍の余地があります。
結論を急がず体感重視で言えば、装着直後のゴロつきを消し、午前〜昼過ぎの快適を太く伸ばしたいならWAVEピュアドロップが最もしっかり効いてくれる印象です。軽やかなつけ心地に特化し、レンズそのものの存在感を薄めたいならメニコンフィットが気持ち良い選択。そして、装着時のうるおいに加えて「瞳のケア感」や厚みのあるクッションを重視したい場面にはCMプラスネオが効きます。三者は用途の重なりもありますが、実際の使い分けでこそ真価が出て、1日のリズムの中にきれいに配置できると、目の快適さが静かに底上げされます。
私自身は普段、朝のスタートはWAVEピュアドロップがメインです。しっかり書きたい原稿の日や、撮影・打ち合わせがぎっしり詰まっている日は、装着直後から昼過ぎまで視界の「ザラつき」が少なく、レンズのことを忘れてしまえる時間が長くなります。軽めの装着で済ませたい撮影の日や、レンズの存在感を可能な限り消したい日はメニコンフィットに切り替えます。乾きや疲れが強く出そうな日には、CMプラスネオで厚めのクッションを仕込んでおくと、「今日は目が粘ってくれているな」という安心感が一日中続きました。
装着液はいずれも点眼薬ではないので、レンズを装用したまま直接目にささず、必ずレンズに滴下してから装着するという基本だけは共通です。このルールさえ守ったうえで、自分の目のクセや生活リズムに合わせて3本を使い分けると、レンズ生活の質は想像以上に変わります。朝の一滴で装着のハードルが下がり、昼の一滴(レンズを外して再装用するタイミング)で疲れ方が変わり、夕方に「まだ大丈夫だな」と思える時間がじわっと伸びる。その積み重ねが、視界と気持ちを静かに前向きにしてくれます。
まとめ
総評は次の通り。第1位はWAVEピュアドロップ(評価4.6)。朝いちでレンズ両面に1〜3滴なじませると、装着の一瞬の違和感がするりと解け、視界がすっと澄む。私のルーティンでは、長めのデスクワークでも乾きの立ち上がりが遅く、夕方のメイク汚れ由来の曇りが抑えられる体感が安定していました。ソフトでもハードでも装着の「腰」を柔らかくしてくれる、毎日頼れる一本です。
第2位はメニコンフィット(評価4.4)。ふんわりしたクッション感が装着の緊張をほどき、日中のPC作業や外出の切り替えでも快適が続く素直な効き方。レンズの種類を選ばず使える柔軟さと、クセの少ない装用感のバランスがよく、初めて装着液を導入する人にもすすめやすい安定感があります。
第3位はCMプラスネオ(評価4.2)。うるおいベールとアミノ酸成分+コンドロイチンのアプローチで、乾きや汚れへの耐性を底上げしつつ、装着時の刺激もやわらげてくれます。長時間装用の日に使うと、夕方の「レンズが貼り付く感じ」が出にくくなる一方で、私の目では、たまに重たく感じる日もあり、使いどころを選ぶ印象です。その分「しっかり守られている感じ」が欲しい人にはハマる1本だと思います。
ベストチョイスはWAVEピュアドロップ。装着時の微細な違和感をほどき、乾き・化粧汚れへの耐性を日々の現場で実感できる万能さが強いです。おすすめは、「装着が苦手」「夕方の曇りが気になる」人にWAVE、「素直な使い心地と軽さを求める」人にメニコンフィット、「ケアの厚みとうるおいベール重視」の人にCMプラスネオ。自分の目のリズムと生活パターンに合わせて選べば、装着のストレスは確実に軽くなります。
引用
https://wavecontact.jp/products/os/pid/PASOPD/
https://www.menicon.co.jp/products/care/fit/fit/
https://www.eiko-contact.com/product/
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